高齢化社会の影響もあり、介護関連の求人は全国的に豊富に存在しています。求人が豊富にあるということは、職を選べるということですが、その反面、ブラック施設も多く紛れ込んでいるという事実も忘れてはいけません。快適な環境で働くためには、求人を見極める目を持つことが重要になってきます。
まず求人票の時点で確かめたいのが、雇用契約をきちんと明記しているかという部分です。給与・休日・手当・保険などの部分で曖昧な表現がされている場所は、ブラックな可能性が高いです。
また、いつもスタッフを募集している求人も要注意です。なかなか人が集まらないのには何らかの理由があるため、警戒した方がいいでしょう。しかし中には、人事を厳しく行っており、より良い人材だけを集めている真面目な職場もあるので、気になるなら見学をしてみるのも手です。
見学をする場合は、実際に働いているスタッフと利用者の雰囲気と表情をしっかり確認するようにしておきましょう。覇気がなく、笑顔もない場合は、職場自体に問題がある可能性が高いので、要注意です。
また、施設内がしっかり清掃されているかを見るのも大事です。衛生管理ができているかどうかは、その職場全体の品位が問われる部分です。床にゴミやホコリが溜まっていないか、施設全体が片付いているか、汚物の臭いがしないかなど、細かくチェックするようにしましょう。
そして、見学時には、積極的に質問をすることも大切です。職場が重視していること、実際に働いている人たちの雰囲気、有給や産休の取得率など、自身が重要視している条件を聞くようにしましょう。